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2013年05月05日(日)更新
世界一身近な、使える販促実験Vol.3 ホラーの法則
「お盆でもない夏前にホラーネタですか?」
GWから入った新スタッフのロキ(通称です)がパソコンをのぞいて言ってきた、挨拶代わりの第一声。
一応敬語だけど、物言いはオブラートなし。
ツネ「だって、GWにこの天気ってこと自体がホラーでしょ」
ロキ「....」おーい!そこで困った顔するなー!!
ツネ「ところで、ホラーの面白さの決め手って、何だと思う?」
ロキ「血みどろとか、拍子抜けに突然とか、人形や、ぬいぐるみみたいなありえないものが豹変するとか...云々」
そう言えば、ロキは映画通。
私も映画が好きだけど、マニアックすぎて同じポイントで盛り上がれない。
ホラーにもこだわりがあるらしく、シーンを延々と語りはじめたので割愛。
ツネ「ホラーの面白さって、最初の違和感だと思わない?
いつもと同じ風景の様でいて、何となく、空気が重い、湿ってる。だけど...なんだろう?みたいなのとか」
ロキ「あー確かに。それって世界共通かも。ボクの好きな映画のサイレントヒル1では ....」
車がアイスバーンで壮絶なクラッシュ!(観客 あっもうダメだ!)
....何時間が過ぎただろうか。
主人公ローズが、意識を戻し、車から這い出て来る。(観客 えっ?無傷!?)
辺りはもう、薄暗い。(観客 ....空気が重ーい)
はっ!
同乗していた8歳の娘シャロンがいない!(観客 消えた!!連れてかれたの?!)
ローズは娘を捜しに、車を置いて崖道を走って行く。
すると、「サイレント・ヒル」と書かれた廃れたゲートに辿り着く。
記録的ヒットを飛ばした「サイレントヒル」の冒頭ワンシーン。
ふつうの一場面ではあるものの、何かが、何かが違う。
この、何か分からないけど感覚的に感じる違和感に、私達は目を凝らす。
よく分からないものにこそ、注意を払い、気づこうとする。
あっ、これ、サイレントヒルのフィギュアですが、完全に違うよりも、何だかへん、の方が強インパクトだと思いませんか?
気持ち悪くてスミマセン、
日頃日常生活で、私達は、膨大な量の情報を目にしています。
しかしその中で、気に留めるのはほんの一部。基本自分と関係のないものは素通りします。
ツネ「ねえ、ロキはエステ行った事ある?今って男エステあるでしょ?」
ロキ「エステは無いけど、CM観て化粧品は買った事ありますよ。日焼け止めは女性用買ってますし。ボク、詳しいですよ」
ツネ「へ~私より、詳しそうだね。私よく分からないし選ぶのに時間掛かるから、店頭で買った事無いよ」
今でも化粧品には疎いけど、育児で忙しかった頃は特に、当時流行った「モテカワ★メーク」コーナーは、私にとっては小走りに通り抜けるおむつコーナーへの通路でしかありませんでした。
ツネ「そう言えば、ロキ、最近メローなラブソングばっかり聞いてるけど....」
ロキ「最近失恋したんですよ(泣)。ラジオから聞こえて来る失恋ソングが胸に刺さるんですよー(号泣)」
ツネ「あっ、そっ。ラジオ消しとかないと仕事になんないね。」
自分に関係あるコトには執着するけど、
自分の生活に係わりのないコト、
今現在、興味の無いコトには、基本耳を貸さない、気づかない。
だから、もしも、商品やサービスが、特定の誰かと特別な関係を結ぶ事が出来ていなくて、
存在や、本当は必要なんだってコトを気づいてもらえていないなら、
気づいてもらうために、有効なこと、
それは.....サイレントヒルの冒頭シーンで目を凝らしたように....
様々なホラーで、静かすぎる空気に、何かおかしさを感じてむしろ注意を引くように.....
「違和感」
を醸し出す事です。
別の言い方をすると、予定調和を壊す事、です。
「明日、ウチの店にAKBが来ます」
というならば、1人が気づけばあっという間に伝播するかもしれませんが、
フツーに商品情報やサービス告知を
パソコンでソツのなく作ったら、それは、
「ボクを、そっとしておいてください」と、存在感を無くして立っている様なものです。
違和感、存在感を醸し出す「決して素通りされない」POPづくりは、
書き方の他、ことばの使い方にも決め手があります。
セミナーや指導もしていますが、
まずは、手書きで書いてみることから、お勧めします。
あっ、ロキには、大泣きする曲を集めたCDを渡しました。
「これで、週明けからふっ切って出社せい!」と、メモを添えて。
GWから入った新スタッフのロキ(通称です)がパソコンをのぞいて言ってきた、挨拶代わりの第一声。
一応敬語だけど、物言いはオブラートなし。
ツネ「だって、GWにこの天気ってこと自体がホラーでしょ」
ロキ「....」おーい!そこで困った顔するなー!!
ツネ「ところで、ホラーの面白さの決め手って、何だと思う?」
ロキ「血みどろとか、拍子抜けに突然とか、人形や、ぬいぐるみみたいなありえないものが豹変するとか...云々」
そう言えば、ロキは映画通。
私も映画が好きだけど、マニアックすぎて同じポイントで盛り上がれない。
ホラーにもこだわりがあるらしく、シーンを延々と語りはじめたので割愛。
ツネ「ホラーの面白さって、最初の違和感だと思わない?
いつもと同じ風景の様でいて、何となく、空気が重い、湿ってる。だけど...なんだろう?みたいなのとか」
ロキ「あー確かに。それって世界共通かも。ボクの好きな映画のサイレントヒル1では ....」
車がアイスバーンで壮絶なクラッシュ!(観客 あっもうダメだ!)
....何時間が過ぎただろうか。
主人公ローズが、意識を戻し、車から這い出て来る。(観客 えっ?無傷!?)
辺りはもう、薄暗い。(観客 ....空気が重ーい)
はっ!
同乗していた8歳の娘シャロンがいない!(観客 消えた!!連れてかれたの?!)
ローズは娘を捜しに、車を置いて崖道を走って行く。
すると、「サイレント・ヒル」と書かれた廃れたゲートに辿り着く。
記録的ヒットを飛ばした「サイレントヒル」の冒頭ワンシーン。
ふつうの一場面ではあるものの、何かが、何かが違う。
この、何か分からないけど感覚的に感じる違和感に、私達は目を凝らす。
よく分からないものにこそ、注意を払い、気づこうとする。
あっ、これ、サイレントヒルのフィギュアですが、完全に違うよりも、何だかへん、の方が強インパクトだと思いませんか?
気持ち悪くてスミマセン、
日頃日常生活で、私達は、膨大な量の情報を目にしています。
しかしその中で、気に留めるのはほんの一部。基本自分と関係のないものは素通りします。
ツネ「ねえ、ロキはエステ行った事ある?今って男エステあるでしょ?」
ロキ「エステは無いけど、CM観て化粧品は買った事ありますよ。日焼け止めは女性用買ってますし。ボク、詳しいですよ」
ツネ「へ~私より、詳しそうだね。私よく分からないし選ぶのに時間掛かるから、店頭で買った事無いよ」
今でも化粧品には疎いけど、育児で忙しかった頃は特に、当時流行った「モテカワ★メーク」コーナーは、私にとっては小走りに通り抜けるおむつコーナーへの通路でしかありませんでした。
ツネ「そう言えば、ロキ、最近メローなラブソングばっかり聞いてるけど....」
ロキ「最近失恋したんですよ(泣)。ラジオから聞こえて来る失恋ソングが胸に刺さるんですよー(号泣)」
ツネ「あっ、そっ。ラジオ消しとかないと仕事になんないね。」
自分に関係あるコトには執着するけど、
自分の生活に係わりのないコト、
今現在、興味の無いコトには、基本耳を貸さない、気づかない。
だから、もしも、商品やサービスが、特定の誰かと特別な関係を結ぶ事が出来ていなくて、
存在や、本当は必要なんだってコトを気づいてもらえていないなら、
気づいてもらうために、有効なこと、
それは.....サイレントヒルの冒頭シーンで目を凝らしたように....
様々なホラーで、静かすぎる空気に、何かおかしさを感じてむしろ注意を引くように.....
「違和感」
を醸し出す事です。
別の言い方をすると、予定調和を壊す事、です。
「明日、ウチの店にAKBが来ます」
というならば、1人が気づけばあっという間に伝播するかもしれませんが、
フツーに商品情報やサービス告知を
パソコンでソツのなく作ったら、それは、
「ボクを、そっとしておいてください」と、存在感を無くして立っている様なものです。
違和感、存在感を醸し出す「決して素通りされない」POPづくりは、
書き方の他、ことばの使い方にも決め手があります。
セミナーや指導もしていますが、
まずは、手書きで書いてみることから、お勧めします。
あっ、ロキには、大泣きする曲を集めたCDを渡しました。
「これで、週明けからふっ切って出社せい!」と、メモを添えて。
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