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2013年05月01日(水)更新

はじめまして。しごと と おもい は おいたちから。


はじめまして。
・地方の衰退地域商店街
・小売り
・サービス業
・飲食業
・起業するひと
のための醍醐味★繁盛コンサルタント常田アキエです。

「醍醐味」っていう ことば、なぜ付けているかと言うと、

幸せな人生を送ったな~、やりたいことやり尽くしたなー
と感じながら息を引き取りたいから...。

...かなり飛びましたが、その説明は

私の生い立ちに遡ります♫

私の母は、高校1年時病気で亡くなったのですが、
当時反抗期の延長線上にいた私は、最後の最後まで「ありがとう」どころか、
照れもあって、母親を労る素振りもなく母を見送ることになりました。

幸いにも、母方の親戚とは幼い頃から日常行き来があったので、
不便だろうと、おかずを詰めて持ってきてくれたり、
寂しくないようにと誕生日にはケーキをサプライズで持って来てくれたり、
私は周りのフォローを受けながら、不便なく高校生活を送ることが出来ました。

母が亡くなって半年くらい経ったある夜、叔父の家で食事を食べさせてもらっている時に、突然こんな話をされました。
「アキエちゃん(私です)のママは、君が生まれるまで、病気で入院していた時期が長かったんだよ。」
「えっ?そうだったの?」
「内臓疾患というより、自律神経疾患で、精神的にも不安定になってさぁ。」
「へぇ~あんなに気丈な人が。」
「まあね。気丈と言えばアキエちゃん生むとき、麻酔が使えなくて、麻酔なしで帝王切開したんだよ!」
「えっ?シラフのままメス入れたってこと?」
「そうだよ。病気の関係で、麻酔使うと母子ともにヤバいと言われて、麻酔なしでって即答したらしいよ。」
「想像つかないけど気絶するんじゃ...」
「押さえつけられて、間違って舌噛まないように口にガーゼ詰められて、壮絶だよ。広尾の日赤で有名な話しだよ。執刀医が優秀だったそうだよ。」
「ふ~ん」(想像したら、心臓がバクバク)
「それで、君が生まれたら、自律神経の疾患がピタリとなくなって亡くなるまで完璧にやってきたんだから驚いたよ。子どもへの愛ってすごいよね」
「そうだったんだ、知らなかった。」(しんみり)


それから15年後、今度は父が他界し、父の遺品整理をしている時に引き出しから便せんが出てきました。
他の紙ものはどんどん捨てていたのに、なぜか気になって開いて読むと、そこには母のメモが残っていました。

「死刑宣告。ガンが見つかった。まだアキエは高校生になったばかりなのに。アキエのウエディングドレス姿は見られなさそう。幸せになって欲しい。私は、この子を産むために、この世に来たんだから、役目は果たせた。世の中の役に立つ子に育ってほしい。」

日記のようだけど、メッセージのような一枚の便せん。
気づいたら泣いていました。
それと同時に、ここまでして生んでもらって、自分はちゃんと生きてるかな?世の中の役に立ってる?どうやって役に立てる?を自問自答する日が半月くらい続きました。
それまでの私は、かなり自分勝手で、いい加減、テキトーだったので、稲妻直撃の衝撃だったのです。

私も今や子の親、2人の子どもがいます。
自問自答するうちに明確ではないけれど、出て来た答えは、
子どもと家族、自分の命の次に大事で大好きなのは、今の仕事だということでした。
夢中になれるし、辛くても苦しくても苦痛じゃない、好きだから頑張れる。得意なことでもあります。

まずは、自分が仕事でシアワセや誇りを感じられれば、周りを幸せにできるかも。
抽象的なようですが、そう感じて必死に取り組んできました。

ある仕事で、お店の2店舗目オープンの総プロデュースをさせていただいた時に、
オープンの日、オーナーが「ようやくオープンだね。ありがとうね。」と泣いたんです。
私は、照れで素直に泣けなかったのですが、
その瞬間、この仕事を一生懸命やってきて良かったと実感しました。それが私にとっての醍醐味を感じた最初の瞬間でした。その後何度も、クライアントさんと、「もうだめかも」を乗り越えて作り上げた成果で一緒に泣ける経験をしました。

多分、仕事をする多くの・・・
特に地方の地域密着でご商売を営む方は誰しもが、
商売=人生
だと思うんです。
24時間、何かしら商売に意識を巡らし、生きていますよね。私もそうです。

だから、商売上で嬉しいコトがあれば、笑顔になるし、
商売がうまくゆかないと、暗~くなる。イライラする。

それぞれ、商売に対する立ち位置も、こうなりたい!という目標とする姿も違うと思いますが、
それぞれに、商売で醍醐味を感じる瞬間があれば、きっと、元気になります。
それは、お客さんから
「おいしかったよ!」
と言われる瞬間かもしれないし、
私の時の様に
「ありがとう」かもしれない。
お店の売上げが
前月比アップすることかもしれないし、
メーカーから表彰されることかもしれないし
醍醐味を感じる内容は人それぞれだと思いますが、

もしも自分の商売の醍醐味を感じ、誇りを持ちながら商売が出来れば、
自分も死ぬ瞬間、
悔いなく死ねるのではないか...と、これは若くして早くに亡くなった母との間で体験した私のバックグラウンドがある故の気持ちですが、
それでなくても、元気に働いている間、
笑顔で仕事する姿を目にするこどもたちはきっと、「将来2丁目の角の店のおっちゃんみたいになりたい!」なんて
理想の大人像を身近に描くことが出来ると思うんです。子どもたちにとって、そういう地元があれば、幸せだろうなと思うのです。

そういう「しあわせな地元」を沢山作りたくって、
ただ、儲けることが目的なのではなく「醍醐味」を感じる商売づくりを一緒に考えたくて

醍醐味★繁盛コンサルタント

と、名乗っています。


今日は、自己紹介を語らせていただきました。宜しくお願いします!



会社概要

東京都世田谷区出身。 25歳で青森県の津軽に嫁ぐ。津軽弁もまったく聞き取れず、友達もゼロからのスタート。 銀行員の夫の転勤先々で地元小売店の販売促進を手がけ前年比400%などの立て直しに成功し、 中小企業支援センター所長に指導講師としてスカウトされる。青森県各支援機関の専門家として活躍。...

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個人プロフィール

東京生まれ。小中静岡でのびのびと育ち、高校から再び東京で熟成。21歳大学在学中に「社長」の空気を吸ってみたくなり、「MEDIAMaker(メディアメーカー)」を立ち上げる。「就職人事部長レポ」「男を上げる渋谷バー」など、「今すぐ必要な情報だから買わないとヤバい」コンセプトの自主メディアを作り現...

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