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誰もが最初に思い出すインパクト

投稿日時:2013/07/19(金) 08:28rss


こんにちは。

「人生で醍醐味を感じられる商売づくり」繁盛デザインの常田アキエです。

ブログ読んで下さってありがとうございます。


昨日は青森、県南方面の仕事で

田子~三戸~八戸で打合せ。

人生を揺るがすサプライズもあり、5回くらい涙があふれる場面も。


田子町。

にんにく生産は青森県が全国の80%を占めています。

以前は田子町が生産量日本一でした。

現在は十和田市にその座を明け渡してしまいました。



しかし!!

にんにく、と言えば今でも、誰もが田子を思い出します。

だから、未だテレビ取材も多く、ビジネスインパクトを与え続け、大きな経済効果があります。


なぜでしょう?それは....




町に辿り着くと出迎えてくれる看板の上には巨大にんにく。



観光館的な「ガーリックセンター」はその名の通り、にんにくセンター
お土産も、レストランメニューも、ソフトクリームも全てにんにく



建物もにんにくのカタチを、アメリカの建築士に設計してもらったそうで、




子どもたちも、アメリカのニンニクの町ギルロイ市と提携姉妹都市になり、
交流があります。
だから、子供の書く画もにんにく。
町のイベントも、にんにくまつり。


そして、道の名前もギルロイ通り


その道を見上げれば、電灯もニンニク。


素敵な図書館の入り口に?!


笑)これ、掘り起したにんにくの状態。
コレが本来のにんにくのカタチ。

バス停留所も


看板にもにんにく王子?!




田子では、まち行く、誰に聞いても、小学生でも、
「田子町で自慢できるものは?」
と聞けば、
「にんにく」
と答えます。


だからこそ、未だにんにく日本一は田子なのです。

ブランディングの基本。

可視化されているので、テレビの画的にも分かりやすい。
だから、メディアが取り上げる。

メディアに取り上げられる効果は絶大です。


ソフト、ハード的に、田子町は
ブランディングのお手本です。

もし、「○○の人」「○○の町」と呼ばれたいなら、
田子をそのまま、真似すれば良いのです。

でも、おろそかにしてはいけないのは、
関係者が勝手にハードだけをそろえても、
田子町のにんにくが子どもたちに浸透している様に、草の根に浸透していない内容は、いつか、煙のように消えて行きます。

だから、田子町のように、
おまつりで、海外で、交流し、思い出を作り、子どもたちが心底理解し、
共有できる、ソフト面を大事にしないと
うまくゆきません。

周りを見渡すと余りにも、一部のひと達だけの、予算だけ非効率に使って、
誰も知らない、特産品や地域活性ネタが多いですが、

ここに、こんなに身近に、お手本があります。









 

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会社概要

東京都世田谷区出身。 25歳で青森県の津軽に嫁ぐ。津軽弁もまったく聞き取れず、友達もゼロからのスタート。 銀行員の夫の転勤先々で地元小売店の販売促進を手がけ前年比400%などの立て直しに成功し、 中小企業支援センター所長に指導講師としてスカウトされる。青森県各支援機関の専門家として活躍。...

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東京生まれ。小中静岡でのびのびと育ち、高校から再び東京で熟成。21歳大学在学中に「社長」の空気を吸ってみたくなり、「MEDIAMaker(メディアメーカー)」を立ち上げる。「就職人事部長レポ」「男を上げる渋谷バー」など、「今すぐ必要な情報だから買わないとヤバい」コンセプトの自主メディアを作り現...

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