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想像も及ばない

投稿日時:2013/05/08(水) 23:05rss

こんばんは、醍醐味★繁盛コンサルの常田アキエです。

目が見えない方が、ネットを使っている。

そう、聞いて最初は、え?どうして?と意味が分かりませんでした。

世界中の情報を得られ、音声読み上げ機能があるからだそうです。

そっかぁ。


じゃあ、お店や会社の情報発信として、HPを作るとき、

目が見えない方が、読み上げで聞くかもしれない事を前提に、HPを作っているか?

どう関係があるの?と思いました。

それは...昨日、頼れる友達でもあり、お仕事相手でもある、HPデザイナーの木村さんに、

半日Webデザインの基礎を教えていただくために無理言って時間を取っていただきました。

最初に教えてもらったのは、


文章構造とデザインを別物として考えること。

情報を文章で打ち込むときには、

デザインは一切考えずに、決まった型に忠実に 新聞の様に

大見出し
小見出し
本文。
あるグループがあった場合には、
順序があるのか、
並列なのか、
どのようにカテゴライズし、並べたら良いのかを考えて、
順番を付けたり、
くくったりする。

忠実に、型通りに入れたら、
次は、CSSというボックスで、そこに、自由な発想とアイデアで、どう見せるかをデザインする。

ということ。

文章の型から外れ、
大見出しが無く、小見出しが何個も並んでいたり、

だらだらと、並列で文章が並んでいたりした場合、
グーグルで、はじかれ、表示順位が圏外になるそうで、

でもこれは、例えば盲目の人が自動読み上げで、情報を得る時に、

大見出しが分かれば、それだけを読み上げてもらえば、全体を把握できるけど、
見出しも無く、文章が並列に並んでいたら、意味が分からなかったり、ずっと文章読み上げを聞いていなければならなくなるから、構造の違いが、分かりやすさや、労力を左右する重大問題なのです。

だから、いつも考えなくてはならないのは、目の前にある情報を、どう括って、並べたら一番分かりやすいか、正しく伝わるか?を基本の型で忠実に、表現する事が最低限のマナーであるということでした。

わたしの仕事の大半は、デザインで手を離れますが、
デザインと文章構造を切り離して2段階で考えるという
こういう概念はなかったので、感動しました。

自分の当たり前で、身近な想定内に対する情報発信が前提で、
目が見えない人...考えた事も無かった。


ソーシャルネットワークって、まさにそう言う事だな、

どんな状況の、
どんな経験を積んで、
どんなアイデンティティを持つ人が見るか分からない。

表現を気遣うのは当り前で、
読み上げた場合、どう読まれるか、
5秒しかみる時間が無い場合、
色盲のかただったら....

想像も及ばないから、
基本というものがあって、その型を守っていれば、最低限ちゃんと発信される。

そのベースなしに、どんなにステキなデザインをしても、意味が無い。

目が覚めた気分になりました。

勉強会、またよろしくお願いいたします!ありがとうございました。





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会社概要

東京都世田谷区出身。 25歳で青森県の津軽に嫁ぐ。津軽弁もまったく聞き取れず、友達もゼロからのスタート。 銀行員の夫の転勤先々で地元小売店の販売促進を手がけ前年比400%などの立て直しに成功し、 中小企業支援センター所長に指導講師としてスカウトされる。青森県各支援機関の専門家として活躍。...

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東京生まれ。小中静岡でのびのびと育ち、高校から再び東京で熟成。21歳大学在学中に「社長」の空気を吸ってみたくなり、「MEDIAMaker(メディアメーカー)」を立ち上げる。「就職人事部長レポ」「男を上げる渋谷バー」など、「今すぐ必要な情報だから買わないとヤバい」コンセプトの自主メディアを作り現...

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